アメリカ英語とイギリス英語は全然違う!?
この記事を書いた人:宗形
こんにちは(^^)/宗形です。
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【アメリカ英語とイギリス英語は全然違う!?】
グローバル社会である現在、英語の習得は多方面において有利となります。
ビジネス、観光、まして日本に住んでいても英語を使う機会が増えてきました。
今回は、そんな英語にまつわるお話をしたいと思います。
〇アメリカ英語とイギリス英語の歴史
◎日本で学ぶ英語はアメリカ英語
日本で学ばれている英語はアメリカ英語を基準としています。
アメリカ英語は国際的コミュニケーションの主要言語であり、習得すべき言語だといえます。
そこで日本は主に第二言語を英語とし、義務教育内や高校・大学においても学習をするわけです。
◎英語の起源はイギリス
意外と知られていない事実ですが、英語はイギリスで生まれました。
アメリカには、イギリスの植民地だった時代背景があります。
その当時、イギリス人はアメリカ全土に、公用語として英語を広めていきました。
そして解放された後も、植民地時代の名残として英語が残ったのです。
◎アメリカとイギリスの英語が全然違うのはなぜか
イギリスからアメリカに渡ったのであれば、その言語は同じはず・・・。
なぜ、発音をはじめ文法や単語に至るまで、下記で紹介するような大きな違いが生まれたのでしょうか。
明確な理由は明らかにされていませんが、有力かつ面白い仮説として
【文化や言語は遠隔の地で温存される。また、発祥地と伝承された地では発祥地の方が変化が早い。】
という文化人類学上の説があります。
つまり、
伝承された地であるアメリカでは「その言語を受け継ぎ、変化させず使用していった。」
一方発祥地であるイギリスでは「時代や階級によって、言語を変化させていき新しいものとしていった。」
のです。
と言っても、アメリカでも言語の変化は少しずつ起きました。
アメリカはより日常的に使いやすく、フランクな英語に変えていきました。
そのため、文法上「省略」が起きやすいのはアメリカ英語の特徴と言えるでしょう。
スラングが多く存在するのもその影響でしょうか。
イギリスでは、歴史上「階級」という概念が存在します。
当時上流階級の人々が、下流階級と差を作るため言語を変化させたと言われています。
上品に話すことを意識した言語変革であるので、
イギリス英語は個人的に「固い」「かっちりとした」印象を受けます。
〇アメリカ英語とイギリス英語の主な違い
1⃣発音の違い
発音において、分かりやすい違いとしては「t」の発音の仕方です。
アメリカ英語では「t」を「d」のように発音する場合が多いですが、
イギリス英語では「t」を「t」のまま発音します。
そのため、
➀water アメリカ英語「ワーラ(ワーダ)」 イギリス英語「ウォータ」
②tomato アメリカ英語「トメイドゥ」 イギリス英語「トマート」
③vitamin アメリカ英語「ヴァイダミン」 イギリス英語「ヴィタミン」
このような違いがあります。
2⃣スペルの違い
スペルの違いが生まれたのは、実は100年ほど前の話でそこまで歴史深いものではありません。
どちらかと言えば、アメリカ英語の方でスペルを変化させました。
主な違いとしては以下のようなものがあります。
➀中央、センター ㋐center ㋑centre
②劇場・映画館 ㋐theater ㋑theatre
③色 ㋐color ㋑colour
映画館のことを「テアトル」「シアター」といろいろな呼び方をするのは、
それぞれのスペルを参考に日本語に落としたからなのでしょう。
3⃣単語の違い
同じ意味でも、アメリカ英語とイギリス英語では違う単語を用いることがあります。
➀ゴミ ㋐trash ㋑garbage
②サッカー ㋐soccer ㋑football
③休暇 ㋐vacation ㋑holiday
特にサッカーの呼び方には2か国の間で確執があるようです。(半分は冗談交じりだと思いますが)
イギリスでサッカーと言うと馬鹿にされるとかなんとか・・・。
4⃣文法の違い
アメリカで「take」を使うところを、イギリスでは「have」を使うことが多い印象です。
①座ってください ㋐take a seat ㋑have a seat
②シャワーを浴びる ㋐take a shower ㋑have a shower
③お昼寝をする ㋐take a nap ㋑have a nap
〇まとめ
アメリカとイギリスの英語には、発音をはじめとして多くの違いがあります。
英語が公用語である国はたくさんありますが、どちらの英語を主としているかしっかり調べないと
あまり通じなかったり、相手の言っていることを勘違いする原因となります。
違いを理解し、使い分けができると英語マスターと言えるでしょう。
私もまだまだ分からないことだらけ・・・これからも勉強が必要ですね!