中学受験を通して、小学生は日々【あたりまえ】を増やしている
この記事を書いた人:宗形
こんにちは(^^)/宗形です。
夏休みが終わり、また学校へ登校する日常が戻りつつあります。
つい最近夏期講習会が始まったと思ったら、もうお盆が過ぎました。
大人になると、1日がとても早く感じるものです。
今日は、そんな時間の感じ方に焦点を当ててブログを書いてみようと思います。
◎大人と子供の時間の感じ方の違い
良く言われる話ですが、
「時間の感じ方をもとにすると、人生は25歳で半分が過ぎる」
そうです。
25歳までに感じる時間の流れと、
それ以降(平均寿命をもとにすると約65年)に感じる時間の流れが同じだということです。
◎時間の流れは何で決まる?
なぜ子供ほど時間の流れは遅く感じるのでしょう。
それは、「新しく知り感動すること」が多いからです。
ヒトは、何か物事に感動を覚えたり、新たな体験をすると「充実感」を覚えます。
その充実感により、毎日がゆっくり時間が流れているように感じるのです。
私は、生徒に雑学を教えることが好きなのですが
毎年ちょうど小学5年生・6年生あたりの生徒が、
「へえ!そうなんだ!」「すっげー」
と食いついてくれます。
(食いつく学年に差があるのは
学年が小さすぎると、雑学や豆知識を理解できないのが要因だと思っています。)
◎受験において子供の持つ最大の武器
大人になってひしひしと感じることですが、
生きていて感動する経験が本当に少なくなりました。
泣ける映画を観て「感動」するのとは少し意味合いが違います。
新たな知識をもって、自らに衝撃を与えられる機会が少ないのです。
【あたりまえ】と感じること、自らの知識で解決できることが多くなってしまいました。
その衝撃が少なくなることは、成長することの避けられないデメリットです。
だから大人は、新たな趣味に挑戦したり旅行をしたり、時には高級品を買ったりすることで
自らに衝撃を与えます。退屈に感じる時間をなるべく少なくしようと努めるのです。
一方子供は、自分を飾らずとも衝撃・充実感と出会えます。
新たな知識を「あたりまえ」なものにしていく過程が、受験の意義の1つです。
受験勉強を通して、どれだけ感動し、どれだけ「あたりまえ」を増やせるか
そこに、受験の成功の秘訣が隠れているような気がするのです。